薬用シャンプーの落とし穴!?

こんにちは。名古屋市昭和区御器所にあるメンズサロン、トレサンパオムの中村です。

すっかり梅雨にも入り、蒸し暑い季節が近づいてきました。こんな時期は身体もベタベタして頭も汗などで気になりがちです。シャンプーでスッキリ洗い落としたいものですね。

ここで先日お客様から「こういう育毛系シャンプー使ってるんですけど、実際どうですか?」と、実際使用している薬用のふけ用スカルプシャンプーについてご質問頂きました。

しかし成分を調べていくと、これまでのブログで散々書かれているアミノ酸系シャンプーでもなく、むしろ頭皮を乾燥させる恐れのあるものだと判明しました!

今回は薬用シャンプーの落とし穴についてお伝えします!

化粧品と医薬部外品のちがい

そもそもシャンプーは化粧品または医薬部外品に分類されます。

一般的なシャンプーは化粧品に分類され、育毛シャンプーやふけ用シャンプーなどは医薬部外品に分類されることが多いです。ではそれぞれの違いについて。

医薬品医療機器等法と独立行政法人国民生活センターによると、化粧品は「美しく見せる、頭皮や毛髪を清浄にする、などを目的としたもの」で、医薬部外品は「人体に体する作用が緩和で、機械器具等ではなく、体臭や脱毛の防止、育毛といった目的に対する有効成分が含有されているもの」とされています。

つまり医薬部外品に分類されるものは美白効果、ニキビを防ぐなどといった厚生労働大臣が認めた「緩和な作用」を効果・効能として表示されています。

対して化粧品は肌や髪を健やかに保つもので、効能よりも使用感が重視されています。成分が0.1%変わるだけで使用感が大きく変わるので全成分の表示が義務付けられています。もちろんニキビが無くなるといった表示をすることはできません。


化粧品と医薬部外品の違いがわかったところで、シャンプーの話に戻ります。

冒頭で話したお客様が使っているスカルプシャンプーは医薬部外品に分類されているものでした。

成分を見てみるとあまり見慣れないものばかり並んでいましたが、それは医薬部外品と化粧品とで同じ成分でも表示する名前が違うからでした。

シャンプーはアミノ酸系が良いと散々ブログでも書いてありますが、反対に注意して欲しい洗浄成分に「ラウレス硫酸Na」があります。これは界面活性剤のひとつでかなり洗浄力が高い成分です。

ラウレス硫酸Naを避けるようアドバイスしていますが、これも化粧品と医薬部外品とで表記名が変わるものの一つです。医薬部外品では「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム」という名称が使われます。単語の頭だけ見れば全く別の成分だと思ってしまいますよね。

このように医薬部外品でもアミノ酸系ではないシャンプーが意外と多く存在しますので、徹底的に頭皮や育毛のことを考えるのであればひとつひとつの成分の見極めが重要になってきます!


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